アーグラーは「うそつき天国」?
「うそつき天国アーグラー」なんて言うと、「インドが嫌いなの?」と思われるかもしれません。でも、嘘も嘘だと分かっていれば、それなりに楽しめるものです。さて、アーグラーといえば、誰もが知るタージマハールで有名な街です。
タージマハール:アーグラーの象徴
アーグラーと言えば、まず頭に浮かぶのは巨大なお墓、タージマハール。正直、アーグラーにはこれ以外の観光スポットは少ないのではないでしょうか。少し離れた場所にあるアーグラー城も、まるでタージマハールを遠くから眺めるために存在しているように見えるほど。それだけ、この白亜の建物のインパクトは絶大です。
写真ではよく目にするタージマハールですが、実際に足を運んでその美しさを目にすると、やはり感動します。入場料は750ルピー(約2,300円)とインドでは破格ですが、アーグラーに来たからには必ず見たいスポットです。
タージマハールへのアクセス
タージマハールへは、車やオートリキシャで500メートル手前まで行けますが、その先は歩きです。入り口近くでは人力車や馬車が「タージまで行くよ」と待ち構えていますが、徒歩5分程度なので利用する必要はほぼありません。
ただし、この道中で売られるミネラルウォーターやペプシには注意。現地の噂では、飲み物に睡眠薬を仕込んで強盗を働く手口があるそうなので、絶対に口にしないようにしましょう。「タージマハールに入る観光客が現金を持っていないはずがない」と考える、悪意のある人たちが狙っています。
アーグラーの嘘とトラブル
アーグラーでよく見かけるのが、リキシャワーラー(自転車タクシーの運転手)の「2ルピーで乗せるよ」という誘い。ですが、インド人が2ルピーで働くなんてありえません。大抵は、どこかのタージマハール置き物屋に連れて行かれて、無理やり買わされるだけの話です。
リキシャに乗らなくても、店のオヤジが外まで出てきて、腕を掴んで店内に引き込もうとすることも。レストランでは、横からつまらない自己紹介をされたり、「こんにちわ」と片言の日本語を連発されたり、しまいには「楽しかったでしょ?チップをください」と強引に迫られる始末。正直、うざったいだけです。
アーグラーでの大失敗
滞在を終えて駅に向かう途中、リキシャを捕まえようとしたときのこと。「タージマハールに行くのか?今日はタージマハールは休みだ」と言われました。「タージマハールが休み?そんなことあるわけがない!」と思い、「ユー・アー・ライアー!(嘘つきめ!)」と叫んで、そのリキシャには乗りませんでした。
ところが、なんとタージマハールは毎週金曜日が休館。その日はまさに金曜日だったのです!嘘つきだらけの街で頭に来ていたせいで、本当のことを言った人まで疑ってしまいました……。
それでもアーグラーは忘れられない街
アーグラーの街では嘘やトラブルが絶えませんが、こうした経験も旅の一部です。大切なのは、貴重品の管理と、話半分に聞く心の余裕。タージマハールの壮大な美しさと、地元の人々との奇妙なやり取りを含めて、アーグラーは忘れられない旅先になるはずです。