うそつきの特盛り😤 ジェンシーからカジュラホーへのバス乗り換え

うそつきの特盛り😤 ジェンシーからカジュラホーへのバス乗り換え

アーグラーからコルカタに向かう場合、次に向かうポイントはだいたい二つに分かれます。バナーラスに一気に行くか、カジュラホーに寄っていくか。

カジュラホーは交通の便が良くないので、どうやら飛ばしてしまう旅行者も多いようですが、ぜひ寄ってもらいたい、わたしのお気に入りの街です。ただ、その際に一つ難所があります……。

ジェンシーでの乗り換え

アグラ・カント駅から2時間半でジェンシー。ジェンシーからカジュラホー行きのバスは2箇所から出ています。駅前と、駅から4〜5km離れたバスステーション。

アグラ・カント8:15発の列車がディレイで8:35に出発。ジェンシー到着時刻はそのせいで、当初の予定より20分遅れて11時になりました。

ジェンシーでは、まず駅のツアリストオフィスでバスの時刻を確認して、2箇所あるうちどちらかの乗り場まで行くように、とアグラのゲストハウスのおじさんに聞いていたので、ツアリストオフィスを探していたら、一人の男が声を掛けてきました。

「ツアリストオフィスか?こっちだこっちだ!」と後をついていくと、なんだか同じところをぐるっと回っているような錯覚……いや、錯覚ではない。「ここだ」と言われた場所が、さっきこの男が声を掛けてきたところではないか。

意味が分かりませんでしたが、とりあえず時刻表を確認すると──

11:00 駅前
11:45 バスステーション

とある。時刻は11:05。なるほど。「おぃ、おめーはリキシャだろ?」と聞くと、「そうだ、11時のバスは行ったから俺のリキシャでバスステーションまで行こう、60ルピーだ」と言ってきます。

ふざけたやつだ……。だが、インドのバスが正確な時刻に来るわけがない。駅前のバス乗り場をツアリストオフィスで聞いて向かったところ、白人旅行者の母娘といった感じの二人が、カジュラホーへ向かうためバスを待っていました。「10時から待っているから、11時のバスが行ってしまったわけがない」と言うのですが、その周りにはリキシャのおっさん、タクシーのおっさん、外人を見に来た野次馬ギャラリーなど、盛りだくさんの大盛況。

「バスは来ないよ。一人400ルピーでカジュラホーまで行くぞ」とタクシードライバー。「11:45のはVIPバスだぞ。ここで待っててもインド人しか乗れないバスだぞ」。挙句の果てに「今日のバスは来ないようだ」等、分かりきったウソウソウソ。

だぁー!!!うるせー!!!散れ散れ散れ!と言いながら待っていたら、カジュラホ行きのバスが来ました!こらー!うそつきー!へへへ〜んと乗ろうとしたのも束の間……。

満席。流れ乗りをしなくちゃいけない、背中には大きなバックパック。躊躇し……やめました。あれで4時間はきついかもしれない。

くそぉ……このままではこいつらの思う壺ではないか……。

ならば、11:45のバスがVIPと言っていたやつを探し、「おい、お前!バスのチケットを買ってバスの座席に座れた時点で金を払う。もし、バスに乗れなかったら金は払わない。乗れたとしても席に座れなかったら払わないぞ!それでもバス停まで60ルピーで連れて行くか?」と聞いたら、「まかせておけ!」の一声。

大急ぎでバス停に行くと、バスは話とは違うローカルバスでしたが、そいつはせっせとバスを見つけ座席を確保し、約束どおり座ることができました。

あとは4時間耐えれば、目指すカジュラホー。ジェンシーのうそつきに疲れて眠っていたら、すぐに着いてしまいました。

平気でウソをつくインド人に慣れてきてはいるけれど、1周同じところをぐるっと回ってここだって……もう怒る気にもなれません。