そのジャンルを1年学べば講師になれる

そのジャンルを1年学べば講師になれる

この記事は2014年10月29日公開のものを2019年7月12日にリライトしたものです。

フィールドプレーヤーで成功する必要はない

トークスキルを学ぶワークショップをマンツーマンで行っています。
経歴としては、民放の放送局出身でもなければ、ラジオ局のキー局にも出演したことがない。
キー局で学ばせていただいた期間はありますが、それ以外は、ローカル局のみです。
テレビもラジオも経験させていただいていますが、合計出演期間は6~7年程度で30歳過ぎてからの活動になります。

実績としては非常に少ない。
更に言えば、実績としてはとても小さい。
でも、講師として活動しています。

お笑い芸人の講師は売れてないお笑い芸人

なにも成功者が講師であるべきではない。実際、スポーツの世界では選手としては無名だった人が名監督になることもある。
スポーツのみならず、経営者の中には未開拓地を切り開いた人だっている。

お笑い芸人を教える講師もお笑い芸人としては成功していない人であることが多いのだそうです。
更に言えば、シナリオセンターの先生もコンクール受賞作が少なかったりなかったりするらしい。
実際問題、登壇して気付くことは教える技術は実践技術と大分違うことがわかる。

司会やMCで仕事をしていた時と教える時では、本質を捉える着眼点が違う。
プレイヤーである時は、感覚で捉えることに終始するけど、講師である時は、状況を分析して言葉に変換できるかどうかが鍵となってくる。

この変換力が絶対に必要で、「シュッとやれ」「タタッとやって」ではなかなか伝わらない。
伝わらない時は時々再現することもあるけど、その時は、プレイヤーであった時の実力が試される。実践力はむしろ、そのくらいだ。それもだいたい瞬発力でできてしまう。

変換力が高ければ経験はいらない

そのジャンルの分析ができて、その技術について言葉に変換して説明できれば自分でできる必要はない。
上手な人の技の一挙手一投足を言葉で説明できれば良いわけです。

この技術「変換力」を磨ければ、1年で学んだことであればどんなジャンルでも講師になれる。

思い返せば19歳。偏差値30台の自分が1年で塾講師になった

大学1年生になる2年前、高校3年生の時、「お前が大学に行けるわけがない、就職しろ」と担任教師に言われていたほど、赤点、休日補講の常連でした。
学年順位は後ろから5番くらい。ボクの後ろは、不登校や入院して学校行けない人たちで、テストを受けた生徒の中では実質ビリです。

0点の取り方を教えてくれと部活の友達におちょくられる始末。
高校を卒業して、英語もABCから学び直して、一年浪人したのは、まだ受験戦争と言われていた時代です。1浪、2浪は当たり前の時代、一年で偏差値を30から60に上げました。
大学一年生になり、アルバイトではすぐに塾の講師になりました。

実質、勉強したのはその一年です。中学、高校と学校の勉強はほぼしていなかったのです。

ちなみに大学進学率が5%程度の高校だったので学年ビリが同学年でトップの偏差値の大学に入った!と伝説になりました。
ビリからトップへ。全く勉強をしていなかった高校生が、卒業後、1年の快挙でした。
ただ、今、思えば、1年浪人して勉強だけしていれば、高校3年間くらいの受験科目だけなら充分取り返せるだろうなとは思います。

どんな技術も知識もそんなものだと思います。一流大学もそんなものです。
寿司職人が10年修行してから斜里が握れるというのも、僕的にはどうかと思います。多分、2ヶ月くらい毎日やってれば握れるのでは?と本心で思う。
違っていたらごめんなさい。でも、できると思ってます。

但し、講師デビューに向けて、最終的に必要なものは技術ではない

なにか技術を持っている人を見ると、それ仕事にしてしまえば?と軽く言ってしまうのですが、およそこんなセリフが返ってくる。

まだ、私はそんなレベルじゃないから

いつになったら「そんなレベル」になるのかな?
「そんなレベル」は教えながらでも目指せると思います。

先生はマスターしてからなるもの!は迷信です。学校の先生も1年目、2年目はペーペーです。

僕だって、「そんなレベル」ではありません。
JwaveやTFMの現役ラジオパーソナリティが更なる飛躍のためにと僕の講座に受けに来られたら焦ります。
僕の方が教えてもらいたいくらいです!と逆に講師をお願いしてしまうでしょう。
上には上がいるのは当然。
もちろん、そういう方達にもなにかアドバイスができるようにこの後の人生も鍛錬と準備は怠らないわけですけど。

今、ラジオパーソナリティーや司会の技術を教えられるのは、自分的には中級レベルの方までです。
自分のところに来て、スキルが上がった方にはお仕事を紹介したり、次なるステップを紹介しています。
それが巣立ちの時です。

中級者は初心者に教えられる

中級者は初心者に教えることができます。むしろ技術レベルが近い分、上級者よりも上手に教えられるかもしれません。
世の中の風潮が、専門家でないなら黙っていろという風潮がありますが、そんな世の中は偏重していくバランスの悪い世の中です。

素人から初級、中級、経てプロフェッショナルになっていく。

初級をクリアすれば、素人さんに入門編を教えられるし、中級を経れば初級レベルの人を教えられるわけです。

自分にできることはどんどん教えていきながら自分も成長するというスタンスでいきましょう。

教え子がスキルアップすると講師も確実にスキルアップする

以前、ボイストレーニングに受けに来た女子高生が、受験1年前にして歌で音大に入りたい!と言ってきました。

それまでピアノはやってきたが歌はまったく初めてだという。

教えるとめきめき上達した。夏休みくらいになると、見違えるレベルになりました。

秋くらいになると、教える側が更に上を行かないと教えられない!と僕の方が焦り出すほどにレベルが上がっていきます。

実は、その時、僕自身がトレーニングを必死で積み、その差を縮められないように必死で頑張りました。自分の音楽人生で最も歌唱トレーニングをしていました。
自分の実力が低いと教えることもできない。お金をいただいている以上、責任がある。これが講師のモチベーションです。

結果、彼女は見事に音大に合格。しかもトップクラスで入学しました。学費が減免される給費生としての合格でした。

そしてその一年は、僕にとってもライヴハウスのレギュラーアーティストとして毎週のようにライヴをしていた頃よりも歌唱力が最も飛躍した一年だった。

教えると言うことは生半可なことではありませんが、その分、自分も上達しますし、クライアントさんが飛び立つ姿はとても爽快です。
それも、いつまで経っても講師デビューできないでいたら絶対に始まりません。

まずは、初心者向けでもいい、無料でも良いので、始めてみることをオススメします。