ウェブサイト作成は逆に難しくなっている。

ウェブサイト作成は逆に難しくなっている。

徐々に一般の人が手軽に手を出せない分野になりつつあるホームページの作成とその理由

数年前、ウェブデザイナーという仕事はなくならないまでも、需要が激減すると予測していました。

この個人的予測は大外れ。

ボクの経営する会社は、ウェブデザインの他に、個人から中小企業のプロモーションをする会社です。

ウェブに限らず、動画や、フライヤー、広告、イベントなどを使ったプロモーションをコンサルタントするだけでなくデザイン、作成、実行までするプロモーションの便利屋です。

そもそも芝居、音楽畑なので、プロモーションは専門で、映像もプロモーションのために学んだわけではなく、映画制作を通して学んでいるため、そもそもの下地が「稼いでやろう」ではない純粋なプロモーターなのかもしれません。

どうやったら面白くなるか?視聴者の心に刺さるか?を考えているので、商売っ気はそもそもありませんでした。

小さな会社を経営していると、数年先を予測しながら生きていかねばなりません。

先の未来を予測しながら経営しなければ思わぬ社会や技術の変化にやられて一撃でやられてしまうなんてことだってある。

とりわけ、ウェブサイト(ホームページ)の作成ソフトや、オンラインで手軽に作れるサービスの普及から、ウェブデザイナーの仕事はなくなるのでは?

残るのは大手のみで、個人や中小企業はみな、自分で作るのではないか?という予測が立ちました。

撤退を視野に、映像、音楽に力を入れていこうと思っていたのですが、逆に、この分野、お客様からの注文が増えているのです!

なぜ、今、ウェブサイトの作成依頼が増えているのか?

自分が、感じていることを挙げてみます。

作成ソフトがそこまで簡単ではない。

ボクはDreamweaver中心にタグ打ちで補強するのですが、他のソフトも市場調査を兼ねてすることがあります。

使ってみるとわかりにくい。ビルダーにせよ、Bindにせよ、マスターするまでに少し時間が掛かりそうです。

そして、ただ、わかりにくいだけではないです。
できあがったウェブページのソースコード。これを一般の人はいちいち見ないと思いますが、ソースコードが多い。

プロが見るとビックリします。

プロが作ったら、ソースコード、2,3割まで短縮できます。
Googleが嫌うレベルではないでしょうか?

そもそもjQueryが活用されていないのに標準で読み込んだりしてタダ重くしているだけとか・・・

余談ですが、一般の方ほど、jQueryが大好きですね。スライダーやその他、効果が演出できて見栄えが良いですからね。
jQueryを読み込むことで表示速度が遅くなり、離脱されたり、検索順位を下げているという現実があるのを知らないのでとにかくスライダーパネルを増やして欲しいというような更新依頼が来ますが、自己満足の世界かもしれませんと提案することが多々あります。

更に、結局、ウェブサイトは配色とレイアウト、画像の選択などの総合的なセンスなので、仮にソフトが簡単だったとしても、一般の方が作ると、どう頑張っても素人臭さが出てしまう。

更に言えば、今は、ウェブの見栄えがサービス、商品の質に見える時代。

見栄えにだまされて、詐欺に遭う事件も多発していますが、それほど、見栄えというのは重要で、そこはプロに任せるのが一番だと気付くのは一度、自分で作ってみた人ほど、身にしみているのだと思います。

WordPressが意外にとっつきにくい。

これはボクのお客様のあるある案件です。どこかで勧められてとりあえず、ワードプレス始めてみましたっていう方が多いのですが、慣れないようです。

正直、慣れた人であれば、なんてことはないワードプレスのコントロールパネルですが、慣れていない人が見れば、触れるのも恐いプログラム画面のように見えるようです。

アメブロは更新できるけど、ワードプレスはどこをどう触って良いのかわからない。

そういうものって、触れていて楽しくないですよね。アイコンとかも標準でついていないので、なんか、プログラムっぽくて嫌という方が多いようです。

Googleのアルゴリズム改変が頻繁

このところ、Googleのアルゴリズム改変が頻繁で、どこをどう改善すればSEO効果が現れるのかがわかりにくいはずです。

だってプロだって、試行錯誤しているわけですから、一般の人が、適当にやってできるものではないです。

ましてや、レスポンシブ対応や、analytics導入。導入しても、Google analyticsをどう見て良いかわからない。search consoleでエラーが出ても対処ができない。

結果的に検索エンジンの上位に上がらない。ヒットしない。効果が出ないということがわかって、依頼してくるというのが流れです。

しかも最近、モバイル向けには、これで作るのがおすすめですと、amp(Accelerated Mobile Pages)というプロジェクト、言ってしまえば新しいHTML言語が登場しました。

プロですらてんやわんやです。結局、レスポンシブではなく、別で作れってこと?みたいな感じになってるって知ってましたか?

これに関しては、散々レスポンシブ、レスポンシブ言っておきながら最後はそっちかい!とツッコミを入れたくなる始末。

そういうわけで、需要は減らない。多分、この先も減らない。スーパー専門分野になって行っているのが現状です。

でも、あくまで、現状。この先はまだ誰にもわからないと思います。