男女逆転劇がもたらす新たな視点—ジェンダーレスの舞台への挑戦

ライフ

男女が入れ替わった芝居が意外にも自然だった

驚きの幕開け

以前、あるプロダクションの研究生たちによるお芝居を観たときのこと。正直、まったく事前情報を持たずに劇場に足を運んだのですが、幕が上がった瞬間、目を疑いました。なんと男性が女性役を、そして女性が男性役を演じているのです。でもね、不思議なことにストーリー上ではその入れ替わりに一切触れないのです。

普通のセリフで不自然な配役?

「男みたいな面しやがって」だの「私のほうが背が高い」だの、シナリオライターならつい、その不自然なシチュエーションに突っ込みたくなるでしょう。でも、その舞台では、誰もそのことには触れずに物語は進行していきました。

不自然が自然に変わる瞬間

配役に違和感を感じなくなる理由

最初は私も「あら、この配役面白いじゃない」と目が釘付けでした。でも気づけば、舞台そのものに没入している自分がいました。どうしてかしら?不自然なはずの男女逆転の配役が、いつの間にか自然に見えてきたのです。

集中の仕方が変わる

むしろ、男女の入れ替わりが物語に深く入り込む手助けになっていたのでは?いつもなら主人公に感情移入する私も、今回ばかりはどのキャラクターにも感情を寄せずに、まるで「神の視点」で舞台を見つめていたような気がします。

演出家としての夢と挑戦

男女逆転劇の脚本を作りたい

そんなことを考えているうちに、私自身も男女逆転劇を作ってみたいと思うようになったんです。特に、女性を演じる男性には「オカマキャラ」ではなく、真っ当な女性を演じてほしい。そこには一切妥協したくありません。

芝居の本質はジェンダーレス?

歌舞伎での経験

私自身、かつて歌舞伎の舞台にも立ったことがあるので、女形の振る舞いには馴染みがあります。女形の役者さんって、舞台裏でも女性そのものなんです。逆に、宝塚の世界は知らないんですけど、ジェンダーレスな演劇の文化は昔から根付いていたんだと思います。

現代の役者にもチャンスを

今の時代、異性を演じることに興味のある役者さんは多いと思います。LGBTQ+の方々に限らず、演技という盾があるからこそ、偏見を恐れずに挑戦できる環境があるんじゃないでしょうか。

男女逆転の演劇は未来の芝居?

時代劇こそぴったり

この男女入れ替え設定、現代劇でやるにはまだ少しハードルが高いかもしれません。でも、舞台が江戸や明治初期なら、しっくりくる気がします。だから私は、いずれそんな時代劇を作りたいと考えているんです。

演技の究極の課題として

異性を演じることは、役者にとって究極の挑戦ですよね。それを舞台上で全うできたら、演者としての新たな境地にたどり着くんじゃないでしょうか。

コメント

  1. ゆん♪ より:

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    なうでもコメしたんですが、、、
    お久しぶりです。最近は、現場で組み立てたりバラシたり…の作業が多く、書く方は進んでないですが、それ面白そうですね♪
    是非、お手伝いさせて下さい!
    知識はまだまだですが、精一杯頑張りますので!!

  2. Kay より:

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    >ゆん♪さん
    どうもです!あれから、シナリオの世界、飛び込む準備してますか?ちょっと気になってました。
    でも、マイペースで、タイミングが合えば、僕の行っているセンターはオススメです。
    さて!御供って(*^▽^*)
    うれしいです、ありがとう!やっぱり女性の方がこういうの抵抗ないんでしょうね。
    スポンサーとかも苦労しそうだけど、一人でも面白そうと思ってくれるんだから、絶対、他にもいるはず!本気で進めてみたいなと思いました!