現代の資格の有用性について考えてみた。
資格には大きく分けて2つある。
- 専門職の資格
- 専門職の資格ではないもの
確実にいえるのは、専門職の資格はそれを事業として取り入れるのならばライフプランにとってとても有効であると考えます。
もしかしたら、年金と同じくらい価値のあるモノになるかもしれない。
歳をとった後も働ける資格であれば少し安心もできる。現実はそんなに甘くないかもしれませんが…。(ちなみに社労士がオススメと最近よく聞きますね。)
専門職の資格はいわゆる専売特許というフィールドが作れる。
ライバルに参入障壁を与えているわけだから、これは取れるものならとりたい資格だと思います。
難易度もそこそこの専門職資格といえばファイナンシャルプランナーなんかは取りやすい資格の1つだと思います。3級は2,3ヶ月でとれると思います。ちなみに僕は2級を取得しています。
保険屋さんではないですが、アーティストやクリエイターのライフプランのアドバイスをしています。
ただ、専門職の資格がなくても、当事者本人は対処できるので、あまり簡単なものを代行できる職種はそれほど強いとは言えません。
たとえば、行政書士のように、公的文書を代書する仕事ですが、ほとんどのものが当事者本人でやれるようなものが多い。運転免許証の更新や、産業廃棄物処理業者の許可、いろいろあるけど、簡単な書類作成を外注するところも少ないと思います。
その点、会計関連は面倒で奥が深いので9割の法人が外注に出しているようですね。
専門職の資格ではないものについてはどうだろう?
持っていてもいなくてもその業種で働くことができるこの類の資格に意味はあるのだろうか?
たとえば、コンサルタント。
中小企業診断士は超難関資格ですが、これがなくても経営コンサルタントやマーケティングコンサルタントは名乗れるし、すぐ始めることができる。
参入障壁が低く有資格者も無資格者も混在する。
僕がお世話になっている会計士の先生は中小企業診断士も持っているW資格保持者なのですが、「中小企業診断士はね、意味ないね」とハッキリおっしゃっていました。
ただ、その先生はそもそも会計士としての仕事で一本立てているので、おそらく「意味が無い」のではなく「運用していない」だけのような気がします。
企業がとるプライバシーマークにしろ、ISOにしろ、それがあるから特別な何かができているわけではないわけで、それじゃ、それって一体何なんだ?というと
信頼の証
それに限ると思うんです。
「大丈夫です。安心してください」ってやつですね。
だからこそ、こういうものこそ、取ったら取ったで、
- 証書を事務所に掲示するなり
- ウェブサイトに公開するなり
- 名刺に載せるなり
- ロゴが使えるならば、ウェブ媒体にも紙媒体にもガッツリ載せる。
こういうことでご新規の方に対する安心材料の1つになるのだと思います。
但し、どれにしようと資格を迷っているのならば、まずは専門職の資格を取ることをオススメします。
また、専門職ではなくても、ロゴが使える認定は名刺にのせるとウケが良いです。
第一印象でどんな知識を持っているか?をPRできるのは大きな強みですから。
小さなNPOが資格認定ビジネスをやって稼ぐというようなケースもあるようです。しっかり専門家が認定していれば良いのですが、そこはしっかり選んで、使えるロゴは増やすに超したことないと思います。
どこの誰が認定したか分からないような資格は意味は無いですけどロゴは使えるんですね。実際。認定ビジネスをしているところがあったら、認定者の経歴など尋ねてみることをオススメします。足りない部分があれば後から補強してくると思います。
そういうビジネスにも「載っかってやる」くらいの勢いで良いと思っています。
(高額なものでなければ!)
まちがっても実態の無いような組織の資金稼ぎに加担しないように注意は必要です!
ちなみに、数年前に1次試験を通ったままだったのがPRプランナー。
今年2次に挑戦してみようかなと思っています。協会会員も大手企業が名を連ねるしっかりとしたところです。
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