ビジネス書
読み方があると思うんです。
読み始めたとき、僕自身が、芝居や音楽に明け暮れてきたせいもあってか、すごく純粋な頃だった。
初めて読んだビジネス書は稲盛和夫の本だったと思うんですけど、衝撃が走ったんですね。
それまで僕が読んできた本といえば、
さくらももこ、椎名誠、みうらじゅん、硬派な部類でも沢木耕太郎とか
沢木耕太郎の「深夜特急」を読んで、僕もバックパックを背負い世界に飛び出したんだもの。
そんな芸術文化しか興味のなかった純粋無垢、悪く言えば、経営、経済、右も左もわからない社会的未熟者がなんの拍子か、ビジネス書を読んだらやられちゃうんです。
すばらしい!!!って。
それからはまったはまった。
今思えば、ある意味麻薬のような強さを感じるビジネス書。
7,8年、そればっかりになったかな。
もちろん、小説も読んでたけどあえて何がおもしろいんだ?と漁ることもなく、誰かが決めた本屋大賞を読むくらいで。
ビジネス書ばっかり
純粋なだけに、鵜呑み、鵜呑み、鵜呑み、鵜呑み。
鵜呑みもいいとこ。
もちろん、それで、世の中のたくさんのことを知ったんだけども、ある日、大事な物をなくしたような気がした。
隙
隙がなくなった。
常に臨戦態勢をとっているような感じになった。
常になにかしらのビジネス書を読んでるから常にON!
2年くらい前から、あ、なんか自分じゃない…
そう気付いて、読むのを少しずつ控えて始めた、今は、ちょこちょこ小説とか、雑誌とか、池上彰とか?
そしたら、隙が生まれるんだな。
隙があれば、隙あり!って人が寄ってきてくれるんだもの。これはやっぱりなくしてはならん…と思って、抜くんです。
OFF。
ビジネス書からちょっと離れて、また、少し読むと、
「それは、そうだけど、これは違うと思う・・・」
と、鵜呑みにしなくなった自分もいて。
以前は、宗教的な感覚で読んでいたんだな…と自覚した。
本はバランスが大事なんだと感じています。
いつも、同じコーナーばかりに行ってはダメだと、最近は、あっちこっち見て回る。
そして素になると、結局、写真週刊誌とか見ちゃうのは、素がタダのオッサンだという証拠であります。
コメント
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羨ましいです!
そんなにビジネス書に入り込めるなんて・・
天性のものじゃないですか?
好きになれる本ってなかなかないなぁ
とりあえず読んだほうがいいのかな?
で読んでいるものが多いです。
入り込めるぐらいになれば頭にも
しっかりと入ってきそうw