わらしべ長者
僕は昔からあの話が好きなんです。
わらが、最後はお屋敷になる童話ですね。
最初はわらでもなんでも、いいんですけど、とにかく何かを差し出すことが大事ではないか?
そう思います。
なにかが天から降ってくるのを待っているような人がたくさんいる。
ただで何かをやってもらおうと、自分からは何も差し出さずに甘える人がたくさんいる。
一昨日も今回、演出する舞台の作家さんと、演劇業界はタダでやる人、やってもらう人が多くてトラブルにもなるよねというような話をしていました。
実は、僕も、無料でやってもらったり、やってあげたりということがとても多かった。
その癖が抜けず、こちらから「わら」すら差し出すこともしないので、とにかく何も起こらない時期が長かったような気がします。
せめて、わらでも差し出せば、そこから蜜柑がでてきて、それが反物になるんだと、経営者になってからは特にそう思う。あの話はシンプルながらとてもよくできている。
まずは、月に10,000円、月に5,000円でもいい。
これを何かに変えてやろうというお金を持つことがとても面白いと思うんです。
(5,000円が厳しかったら、月に半日バイトでもして確保してほしい。)
とにかく、最初の「わら」を用意する。
スってもいい、経験だものという投資(ギャンブルじゃなくて)が自分を発展させると思うのです。
逆に、僕に投資してくれる人に対しては、僕は精神誠意応えようと思う。
そうやって、ぐるぐるぐるぐる経済や、社会が回っていくことが自分や周りの力になるんだと思っている。僕にお金をくれと言っているわけではなくてね。
けちけちせず、自分に投資して、それをチャンスに変えて、大きなものと交換することが、人生を面白くすると思っています。
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