TABIMELO

身についた「感覚」を「言葉」に変換する作業。講師になる人が身につけるべき技術。

昨日がヴォイストレーナーで、今日は演出家。
どちらも女子学生に教える仕事なんですけど、片方はボランティアですが。
教える仕事をしてきて
教えるための一つの方法をご紹介します。

自分の体に落とし込んで、もはや「感覚」になっていること

「言葉」に変換して伝える

ぼくが、感覚を言葉に変換している姿はおそらく近寄りがたいものがあると思います
目を閉じて、
はー、ふー、へーと、こーだから、すーっと
とかいいながら、手足が動いて、
うんうん、なるほどなるほど・・・
そしてー
とかいいながら、
そうか!
と…完全にあぶない独り言にしか見えないんですけど、
歌にしても、お芝居にしても、現役、プロはいいんです、感覚に落とし込んでしまえばそれがゴールですから。
でも、それを教える仕事は更にそれを超越していくんですね。
言葉に変換して、伝えて、教えて、それから、できない感じ、たりない感じをすくいとって、どこが足りない、何が足りないを、4次元の地図の中(相手の感覚の中)から探しとるような技です。
だいぶ慣れましたが、ここまでくるには、数年かかりました。
ただ、教えると、自分の中でも、身についていたその「感覚」が「実感」に変換されるんですね。
これは現役だけをやっている人ではなかなか感じ取る機会がないと思います。
ボクの場合、「歌」と「芝居」「話し方」「コミュニケーション」「デザイン」「ウェブ」
いろいろ教えていますけど、どのジャンルにも共通して行う行程です。
教える仕事は本当にになります。
最近、バイトで塾の講師でも始めようかな…なんて本気で考えています。
教えたい欲求、伝えたい欲求は半端ないです。
ちなみに僕の「教える」人生は19歳で塾講師のバイトから始まっているのです。
国語と社会科専門でした。5個下の生徒だったらなめられたことだけ覚えています。
女子中学生からはやたらとモテましたけど。余談でした。
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