こんなメールはイラッとする。メールコミュニケーション

演劇活動

芝居はコミュニケーションだと思っています。

どう演じれば、お客さんがどう思うのか?

演出家や役者これを四六時中考えることになる。

芝居人はコミュニケーション能力が高くなる。

いいやつが多い。

ということになるのは、当然なんです。

そんな芝居にたずさわりながら、MC講座を通してコミュニケーショントレーナーをやっていますが

こんなメールは送っちゃダメ

自分の意見の押し付け。案外、これ、やっている方が多いです。

たとえば、

「今は、日本の若者より、むしろ海外の人の方が、日本の文化の良さを感じてもらえる風潮がありますよね」

一見、何の変哲も無い一文ですけど、確実に自分の感覚であって、相手の周辺ではそうでないかもしれない。

たとえ、一般論でそれに近いことが言われていたとしても、一般論も所詮、多数派意見であって、相手の見解は違うかもしれません。

この場合は、

「今は、日本の若者より、むしろ海外の人の方が、日本の文化の良さを感じてもらえる風潮があるような感じがします。」

自分はこう思ってますよというニュアンスにまとめる方がベスト。

評論家ではなければ、言い切りは気をつけて下さい。

こんな返答メールはイラッとする。

たとえば、相手から、「Aの部分に、こう付け加えた方が良いと思うのですが、いかがですか?」

と提案のメールが来たとします。

やってはいけないパターンは、「Aの内容は今までと同じでいいです。」

これは、相手の意見を一度も受け止めていない、完全に上から目線のメール。上司や発注者だからいいだろうという方もいらっしゃると思いますが、どう思いますか?

多分、できればこの人と今後、取引をしたくない、こんな上司はイヤだという気持ちにさせると思います。

どんなに未熟なアイディアだと感じても、一度受け止める。

ボクの場合は、その提案があまり良ろしくないと思っても、一度、受け止めて、良い部分を見つけて、どうしてそれが採用にならないか?を説明して、更に、良い部分をもう一度、言います。

でも!無礼なメールに怒る必要はない

というわけで、あまり気を使われないメールが多い中、怒ってしまっては、本末転倒。

せっかくの提案も無視されたのでは、苛つく気持ちも分かりますが、およその場合、傷ついた方が10傷ついたとしたら、相手はその1割以下の気持ちでしか対応していなかった。

つまり、相手を「10傷つけてやろう!」と思ったわけではなく、相手を思いやる気持ちがほとんどなく、どう感じるか?という思いがなかったと言うだけのことで、まったく怒る必要なんかないわけです。

ほとんどの場合、故意ではなく過失なんですよね。

役者はそういう意味で、上司、講師、コンサル向きである

ときどきそうでもない役者さんもいらっしゃいますが・・・役者さんに限って、だいたい相手の気持ちを考えることに長けている。

あとは知識と技術があれば、なんでもやっていける。

逆に言えば、会社に芝居を導入して、ワークショップを開催するのも良いと考えます。

演出家、芝居人、ワークショップコーチとして、演劇以外のフィールドにどんどん芝居を広げています。

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