デリーから20日間かけてやっとコルカタに到着。なかでも長居してしまったのはカジュラホー。北インドの中ではインド人のやかましさから開放される数少ないスポットの一つだったせいでそこを抜け出すのが億劫になったせいかもしれない。
さて、ここは大都会コルカタ、再びデリーのようなただならぬインド人の喧騒に巻き込まれてしまうのか・・・と覚悟してコルカタの鉄道駅Howrahに到着。
気合を入れて降り立ったのに、予想と違うこの空気。
デリーのようにあちこちから声をかけられるという竜巻がやってこない。
あれ?
ところ変われば性格も変わるか?普通に歩けるぞ!これ買え、あれ買え、リキシャに乗れとまったくお声が掛からない。ちょっと拍子抜けであります。でも、それはそれで非常に居心地が良い。
それでいて大都会!気に入った。明日からはのんびりお買い物をさせていただこう。
人力車どころかオートリキシャも少ない。走る乗り物はほとんどタクシー。乗っても運賃をぼったくろうといった勢いのある(?)ドライバーもそれほどいない。
戦闘体制に入っていた僕の気持ちはどうしてくれるの?散歩も余裕でできるではないですか・・・
いたって普通のことに喜ぶ旅人であった。
がしかし、都会に付き物のストリートチルドレン、ホームレス。
コルカタからコルカタ空港に向かう際に通った場所でどこまでも続くスラム沿いの道を通りその多さに愕然としました。
彼らは物を乞うことか人をだますことでしか食べ物を得ることができないのです。
ツアリストには観光名所を見るばかりでなくその国の現実を見て感じて伝える義務があるのかもしれませんね。
このようなデリーと対照的な街コルカタ。
日本からは直接発着する便はないけれど北インドを旅するならばデリーとコルカタを両方見たほうが比べる面白さもあると思います。
その場合、喧騒うずまくデリーにいきなり入るよりはコルカタからインドに入って徐々にインドに慣れていくという旅がオススメです。
到着地、デリーでどこまで「インドなんかへっちゃらさぁ!」という気持ちになれるかが旅のテーマにもなりますね。
僕の場合はデリーインのコルカタアウトだったせいもあり、まず第1日目のデリーで騙されるわ、ぼったくられるわでふんだりけったりでした。
それもそれで今、思えば楽しかったんですけどね。
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