僕はインドに行ったらターバンだらけなのかと思っていた。
インドに着いてからあまりの少なさにインド人に聞いてみた。
ターバンを巻いている人はファッション?それともトラディショナルな人なの?と。。。
「あれはスィック教だよ 」
え?なにそれ?
ということでインドに来て初めて「地球の歩き方(05-06)」を読み始めるのでした。
そこにはなんと、インドの宗教の割合が。ヒンドゥー教が81.3%、イスラム教が12%、キリシタンが2.3%でスィック教は1.9%!?
なんということだ・・・インド人といえばターバンだと思ってのは要するに日本人女性といえば芸者さんと思っていたに等しい。
キリシタンより少ないなんて・・・
なぞだ・・・なぞが多すぎる。
この人たちはいったいなんなんだ?どういう経路でどういう発展をしていき何を神仏として祈っているのだ?
それは今後の課題としておいといて・・・
上の写真のおっさんが正確にスィック教かどうかはわかりませんが。
他の旅行記をインド滞在中にインターネットで読みましたが困ったときはシィック教の人に頼るのが良いとその人も書いておりました。
やはり、おっしゃるとおり彼らはやさしい!
外人からは少しでもお金をとってやろう的精神は微塵も感じられない。
コルカタで日本のコンセントをインド式に差し替えるソケット(アダプタ)を探してサダルストリートの小さな電気ショップに入った時のこと。
聞くと、「あるよ」と出してくれたおっさんはターバンです。いくら?と聞くと30ルピーだという。約90円。
普通もうちょっと高く言っても外人なら買いますよ。。。と嬉しくなり、OKと財布から小銭を出そうとしたのも束の間、小さいタイプのを出してきて「こっちのは10ルピーだよ
」って。。。
感動しました。
インドにいてこんなことが起こるなんて奇跡です。わかりますか?って何をそんなの普通でしょ?って思われそうですが、インドでこれはまさにありえないことなのです。
その日から僕はシィック教のファンです。
歴史的背景も何も知りませんが・・・
ちなみにインドの歴史をてっとり早く学ぶには名作映画「ガンジー」がオススメですがその中でも題材にされガンジーが一番手を焼いた事実にヒンドゥー教徒VSイスラム教徒の対立があります。
一体全体その当時、スィック教徒は何をしていたのでしょうか?
争いごとの歴史にも姿を現さず・・・
そして、 いったい彼らはあのインドにいるにもかかわらず、なぜ周り(ヒンドゥー教徒たち?)に流されず、なぜあんなに優しいのでしょうか?
ちなみに僕はジャイブルでターバンを買ってきました。日本でもお客が来る日はそれで優しく迎えることにしています。
コメント