起業でお金を借りることの意味が分からない人の基礎知識

事業を始めるとお金を借りるのが当たり前のような風潮

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事業を始めるとお金を借りるのが当たり前のような風潮ありませんか?

小さく事業を営んでいる人にとっては何故お金を借りるのか?意味が分からないという人もいると思います。

実は僕自身がそうでした。

個人でいえば、車や家を買うときは当然のようにローンを組むわけです。

理由は一回で支払えないから。これにつきます。

でも、事業者の場合、特にフリーランスや自宅兼の個人事務所のような方の場合、借りない人は借りない。ずっと借りない。借りてどうする?とか思っている人も多い。

お金を借りない人はなぜ借りないか?

お金を借りないのは、

  • 自己資金でスタートできてそこそこ安定している場合
  • 投資がいらないコンサルやデザインといった知識や技術を運用するビジネスの場合

こういったケースがほとんど。

僕もそっち側です。

僕自身が個人事業主数年と、法人化4年間、一切、金融機関からお金を借りることがなかった。

でも、今回、初めて地元の信金さんからお金を借りることになった。

なぜか。

コンサルやデザイナーがお金を借りるようになる段階

技術が上がり、知名度が上がり、仕事が入り始めると、そのお客さんに合わせたお金の流れが生まれる。

請求書を発送した3日後に入金していただけるクライエントさんもいれば、半年経っても入金されないケースも出てきます。そこまで長い時は当然、経理ミスである場合が多いですが。

大きなところとやれば、およその定番は、末締め翌々月払い。つまり入金は3か月後となるので、大きな仕事でそれに大きく時間が取られても入金までのブランクが生じて、自分にお給料が支払えなくなることもある。

それまでの補てんとして借りるのが運転資金というやつですね。

できれば、お客様に入金の催促はしたくない。お金のことを言うのがはばかれる日本人にとって、余裕資金はあったほうが気持ちとしても楽です。
ただ、待てるのは末締め翌々々々月末までというルールをしいています。
僕の場合、ちょっと甘いかもしれません。

事業で借りるお金の種類

 事業資金には、創業資金、運転資金、設備投資の大きく分けて3種類あって、創業資金を借りることはほぼ不可能なので、借りるときは、運転資金と設備投資のどちらか。

それと国や自治体の補助金を得るために企画を立てて、補助が申請できても、補助金が入るのは、その案件が完了してからなので、先に自己資金で実行する必要があります。

そういう時は、補助金が入るまでの間、借り入れをするというのもよくある話。

信金にとっても補助金が入るというお墨付きがあれば審査も通しやすく貸しやすいです。たいてい喜んで貸していただける。

コンサルや、デザイナーをフリーランスや個人事務所でやっている人の多くが無借金経営ですが、ここぞというときの勝負や、大きなところと商談するときの準備として口座にある程度の資金をストックしておくことは、良いことだと思います。

個人で持っているクレジットカードより断然お得!

事業資金の金利は住宅ローンなみに低いことが多いです。

申請すれば金利や保証料に対して自治体で補助を出してくれるケースもある。

たとえば、設備投資に30万必要だとします。

そのくらいなら個人でもっているクレジットカードで36回払いにするか…と安易に手を出してしまう人も多いと思います。

でも、そこは事業!設備投資とかっちり考えて、しっかりお金を運用してみることをお勧めします。金利も個人で持っているクレジットカードよりも断然低いです。

1番最初に借りるときは確定申告書や法人であれば決算書を3年分用意したり、謄本や住民票や印鑑証明など、面倒なことが多い。

面倒だけど、簡単に用意できる書類ばかりです。

そのくらいの労力は掛けて信金さんからお金を借りてみるのはどうでしょう?

さらに言えば、お金を借りて返すことで信用が増え、しいては地元の信金さんは、ネットワークを持っているのでお客さんを紹介してくれることが多い。

借りる用事がなくても事業資金でいえば極々少額、例えば20~30万円でも借りてみるのも良いかもしれません。

審査に通りやすくする裏技

個人でその信金さんに毎月5,000円の1年定期でも良いので積み立てしてみてください。

審査に通りやすくなるらしいですよ。

こうして少ない投資でビジネス上の仲間を作っていくわけです。

こちらは続編です。

kozoo.hatenablog.com

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