情報洪水時代からのコンテンツ洪水時代へ
一昔前からいわれている情報洪水。産業革命時代の1年分の情報量が今は1日であふれ出しているのだとか。
受け取る側も追いつくはずがない。新聞も一紙読むのがやっとの僕です。それ以外に、気になる人のブログを読んだり、飛び込んでくるLINEニュースに「どーでもいーわ!」とか「フツーじゃん!」とかつぶやいているレベル。
結局、見てるんだから芸能人の神対応ニュースも情報として受け取ってはいる・・・
生配信の視聴者数を見ると心が折れそうになった。
昨日、全員経営者、全員、ラジオパーソナリティという仲間とラジオ番組の生配信をしました。
今はなきUstreamで。あるにはあるんだけどIBMに買収されてから放置されているのか、プラットフォーム的なページがないので、Ustreamは「ない」同然じゃない?
メディアではなく、「生配信機能を提供するサービス」になってしまった。
Ustreamで配信しても、プラットフォームという入り口がないわけだから、参加者のSNSしか導線がない。
更に、昨日の場合、参加者の半分がこっそりやってるモードなので、必然的に視聴者は2~3人になってしまった。
普段は人気のラジオ番組をやっている人が複数いるのに!ほとんどの人に気付いてもらえなかった。
僕自身もツイッターでひと言書いただけなので、反省した。
心折れる!
やることに意義がある!でいいのか?
でも、音楽を掛けて、テーマを立てて、お互いトークを楽しむという時点で、満足度は結構高いのだけど、視聴者が少ないととても寂しい。
おそらくプラットフォームがあるような映像配信サービスであれば、そのプラットフォーム、つまりは表紙で現在、生配信中となっている中から適当に選んで飛び込んできてくれる人がいるわけだから、2~3人ということにはならないのだろうけど、それでも、やっぱり二桁集めるだけでも大変です。
時々、昼間にどこかのローカルのおばちゃんサークルがトーク番組をしている。見ると視聴者2人。ふと離脱するのが気の毒になる。
興味がなくても、その場に居座ってあげたりするという心優しき僕。
知名度のある人でもコンテンツ洪水で視聴者が獲得できない。
作家さんや、そこそこ名の知れているビジネス系の人でも見てみると20人とか30人なんていうのはザラだから、一般人がやったところで10人いったら万々歳なんでしょうね。
ネットのコンテンツが洪水どころか穏やかな小川のような時代もあった。
Windows98の時代。多分、ホームページを持っている人が1000人に1人とかそういう時代。僕は先駆けでした。HTMLコードを組んでウェブで情報発信をしていました。
情報発信とは言っても、単純に自己紹介的な内容です。
当時、見ず知らずのファンがなんと100人くらいは軽くいました。
Streamingで音楽が載せられるようになると、メジャーアーティストと並んで紹介されたこともありました。先駆者特権があった時代です。
たしか、小室哲哉の下に小塚ツルギと紹介されていたんですよ(笑)
当時は自分のホームページ備え付けのBBSが盛り上がるわ、オフ会すれば人が集まるわで良い時代でした。カムバーーーーック!
今は、コンテンツ発信者がとにかく多くて、視聴者の奪い合い。
ネット配信のみならず、本を出しても1,000冊売れればまだ良い方とか、ローカルテレビは誰も見てないんじゃないか?と司会をやった翌日に思うこともあった(誰も気付いてくれないし)、コミュニティFMだって、時間帯によっては誰も聞いていないことだってなきにしもあらず。FAXが一枚も来ないなんてことはザラですよね。
白状します。サクラのファックス読んだことあります!ごめんなさい。ディレクター命令でした。
とにかく演者が多すぎ
この演者が多すぎる時代にどうコンテンツを世に送り出せば良いのだろう?
昨日の2とか3という視聴者数を見ながら番組を進行。その帰りにずーっと考え続けていました。
視聴者やリスナーを集める方法の最低限
- 最低限、プラットフォームがあるところでやらなければならない。Ustreamではなく、Fresh!でしょうね。
- 書籍を出すなら、自費出版よりも電子書籍にしてAmazonでしょうね。自費出版、バーコードもない、世には出ません。
- 音楽を作ったら、SNSで投稿するのも良いけど、Youtubeや、Spotifyで聴けなければ誰にも届かないでしょう。ライヴハウスで歌い続ければいつか誰かに届く!は幻想です。
最低条件「みんなが集まって、みんなが選べるところにコンテンツをださなくては誰にも見つけてもらえません。」
人が集まるところにコンテンツを置く。その次の話。
コンテンツを作り続けてきてやっとわかった「人の集め方」
一つのイベントを初めて企画する。人をわーっと集める。こんなことは不可能に近い。
そのイベント事態がよっぽどわかりやすく、楽しそうで、メリットがあったり、今後の人生の役に立ったり、おいしいものが安く食べれたりするのであれば良いかもしれません。
でも、社会活動家が社会のために集まろうって言ったところで、どんなに良いことをやっても、初回はどうしても「あなた誰?」になる。
結局、人を集める最大の方法はファンを作るということ。
「客」を集めようとするからうまくいかない。ファンを作るんだ。
それだけで演者側の意識がだいぶ変わると思います。
ファンはあなたの話をもっと聴きたいと思う。実際に目の前で聴きたいと思う。
本が出版されたら買いたいと思う。交流ができるなら会いに行きたいと思う。
困っていたら力になりたいと思う。クラファンで投資もする。
ちなみにファンは「人」だけにつくわけではない。イベントにもファンがつく。だから同じことを続けることに意義がある。
初回はしっかり企画して、毎回、違うことをやらずにVOL.2、VOL3と続けることにヒントがある。
この企画おもしろい!次も来たい!というファンを育てるのだ。
ファンを作る。
このコンテンツ洪水の中、人を集める方法はファンを作る。最も重要なことだと思いますがいかがでしょうか?
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