セカンドクリエイター人口爆発で発信者はどう生きる?

創作活動

セカンドクリエイター人口大爆発

完全なプロフェッショナルでクオリティはもちろん、事業化にも成功しているクリエイターではなく、いわゆる副業や趣味のような形でコンテンツを発信している人をセカンドクリエイターとキングコング西野さんが著書魔法のコンパス 道なき道の歩き方で呼んでいたので僕もそのように呼ばせていただきます。

そのセカンドクリエイターの人口が大爆発している。

ネット配信が誰でもできるようになったという理由もあるけど、それ以前から、1億総作家時代とかいわれてみんながみんなブログを書いていた。
1億全評論家時代ともいわれる現代はSNSで自分の意見を発信する人であふれているけど、YOUTUBEやその他、配信プラットフォームが充実していて映像、音声でコンテンツを配信する人が増えてきている。

「見てね!」「聞いてね!」でこっちはオーバーフローだ。

Ikkoさんの「どんだけー!」がまた流行るのではないか?というほどにどんだけコンテンツが発信されているのか。
とかいう僕自身もそのコンテンツを発信している1人であって、最近、思うのはこんなこと続けていてもあふれる泡の一粒にしかなれないんじゃないのか?ということ。

何を発信してもその数に埋もれて届かないのではないか?

この数の中で視聴者やリスナーを獲得する難易度は、昭和47年生まれの第二次ベビーブーム世代の人達の受験戦争以上の競争率ではないかとさえ思う。

受け手の奪い合い。

むしろ受け手専門の方が希少価値があって需要があるのではないか?とさえ思ったりする。

自己主張のオンパレードの中、受け手に徹して、真摯に受けてレスポンスを発することでその希少価値から発信者に愛される。
コメントやツイートをすることで「ありがとーございます!」「ばんがります!」ってどっちが勇気や喜びをもらっているんだか。

そんなセカンドクリエイターが爆発している時代に音楽や番組コンテンツを作って発信していく。
これだけで生きていくことはかなり厳しいことは明快です。
木暮 太一さんの著書『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』でまず、「軸を作ること」という当然ともいえば当然のこと、でも、とても大切なことが書かれていた。
でも、音楽や芝居を軸にしてきた人はこの先、どうすればいいのだろうか?

発信者が多い音楽。その著作権料の話

音楽がCD販売からDL販売になり、いまは月額聴き放題。Spotifyで1人がアルバム1枚聞いたらおよそ2.8円が著作権料として支払われるそうだ。
musicman-net「連載第18回 SpotifyとPandoraが普及するとレーベルやアーティストが2倍、儲かる理由」に書かれていました。
のべ1万回聞かれても28,000円にしかならない。

ましてやSpotifyは聴き放題なのだから同じアルバムをループ再生するようなことをする人も少ないだろう。
音楽が軸の人は一体この先、どうやって生きていけばいいのだろう?
「もうライヴしかない」当然ですよね。

発信者があふれている今の発信の仕方

結局、セカンドクリエイターの域から脱するにはネットから脱しないと始まらないのでしょう。
ディズニーがどれだけ楽しいアプリやゲーム、映像を発信してもディズニーリゾートの需要は下がらない。
テーマパーク
ここは絶対にネットでは代替えの利かない。「体験」の価値がこれから上がっていくのでしょう。
もちろん、セカンドクリエイターとしての勝者は必ず存在するし、それを追い求めてもいい。
僕自身が今、そういう音楽や映像でここまで来てしまったから、この先、どうしていくか、課題がつきまとう。

NPO法人クリエイターズ・エンタテインメントで出し合うアイディア

僕の回りにはクリエイターさんが多いのは、NPO法人クリエイターズ・エンタテインメントの運営に参加しているせいもある。
これからのクリエイターには課題がとても多い。
出し合うアイディア。そして共同でネットではないイベントを運営してなんとか生きていく。
一緒にクリエイターの未来を考える機会も必要でしょうね。
この先、ホントにわからない。

NPO法人クリエイターズ・エンタテインメント

クリエイターの軸はクリエイターでしかないことが多いから、経営者やフリーランサーとの協奏も必要になってくると思っています。

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