“神様扱い”しすぎな日本のサービス産業
鴻上さんだ!
尊敬する方が、共感するコラムを書いているとスッキリする。
20代中盤の、ド貧乏、どん底時代、時給1050円でコンビニの深夜バイトをしていました。
10代のヤンキーが肩で風を切って入ってくる。
声には出さないが
「客だぞ、こらー」
というオーラを身にまとい、チューハイや、マイセンをちょこまかと買いに来る。
一度、目が合ったとかでいちゃもんつけられたことがある。
僕も若かったせいか、暴言を吐き返し、店長が静止、店長が止め、収拾が付かなくなり、警察が出動してきた。
店長に、客がそんなにえらいっすか!?って半べそで聞いたら
俺だって、毎日、我慢している。
でもな、
サービス業はそういうもんだ!と一喝。
警察が帰った後、僕を待ち伏せしているヤンキー軍団、店長は裏から逃がすと言ってくれたけど、僕は、やつらの前に行って、土下座した。
すいませんでした!
決して、ヤンキーに頭下げたんじゃなくて、背中の店長に頭を下げていたんだ。
あの後、3日間くらい悔しくて眠れなかったけど、土下座が減るものじゃないことを覚えたと同時に、サービス業をやるならそのくらいの覚悟を持つべきだと思った。
努力もなにもナシに偉くなれる「客」という立場はくせ者だ…と思ったと同時に、
そんなくだらない奴らとは無縁の、努力して「偉くなれる」世界で生きていこうと思った。
若かりし僕は、絶対、メジャーになってやる!と心に誓ったのでした
10年以上前の話だからね
そして人生は巡り巡って、今は、そういう子たちとどう向き合っていくか、そんなことを考える社会活動家(チック?)だから、何がどうなるのか、わからん。
客なんて、偉くも何ともない、少なくとも自分が客の時は、そう思って買い物している。
お買い物させていただくという気持ちです。良いものを仕入れてくれて、街を便利で豊かにしてくれてありがとう、もうかってまっか?という気持ちです。
そして、店員さんに必要以上に笑顔をふりまくのは、かつての自分へのエールなのかもしれない・・・
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