最近は身近に本を書く人が増えました。
電子書籍で気軽に出版できるようになって、だれだ?っていう著者の本がたくさん出ています。これが更に増えて、市場が混沌としてくると、結局、無名作家さんは淘汰されてしまうであろうから、多分、今がラストチャンスなんだと思います。
なぜ、そんなことが言えるか?
音楽がその道をたどりました。
誰でも、音楽を作って、ネットに載せることができるようになったとき、まだ、無名のミュージシャンがネットで発表していないときに先走ってネットに載せていたミュージシャンには、先駆者の利がありました。
※テレホーダイで、夜11時に4mb程度のMP3ファイルを1時間以上かけてアップしていた頃がなつかしい。
※夜11時から朝6時まで電話回線が(ネットが)タダになるサービス
僕も先駆者の一人で、結構お仕事に結びついたりしていたんですよ。
どこでどう使われたのか?知らぬ間に、通帳にNTT西日本からギャラが振り込まれてたりして、あれ?いつのまに!なんてことがありました。
ここで機動に乗ってデビューまで行ければ、良かったのかもしれない・・・と今になって思うんですけど、今となっては、アーティストとしてはiTunesを使って「世界デビュー」。一太郎やinDesignを使って、Amazonや楽天koboで作家デビュー!ここまで、自分でできてしまうのだから、もう、なんだかよくわからない。
あんなに必死こいて目指していたのに、いざ、自分でデビューできる時代がきたら、まぁ、時間ができたらデビューするか?みたいな感じになって、結局、本当に自分はデビューしたかったのか?
ただ環境や、社会の価値観、競争意識に踊らされていただけなのかもしれないなんて思うんです。
問屋やショップがいらないオンラインの世界に、音楽も本も市場の土壌を固めてきて、音楽のほうは先んじて、すでに土壌が固まっているわけですけど、書籍の方は、まだまだ先駆者の利が残ってる。
今こそ、作家デビューの時だと思いますよ。
うちのご近所さんは、amazonで一時、売上1位を記録していました。もちろん、編集者もつけずに。しっかり波に乗って今月脱サラだそうです。
焦るわぁー
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