事業のお金タダでいただきます。ただし、補助金の報告は大変。

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事業者補助金。実行後の書類の多さに泣く

個人事業主、中小企業、NPO法人の方々は、助成金や補助金を活用することが多いと思います。

クライエントさんの中には「なにそれ?」という方もけっこういらっしゃって、使わないと独立したところで、ハンデ戦ですよ?とお話をすると「そーなの!?」という驚きを示す方が多い。

国や行政が市場にマネーを投入する入り口の一つでもあるわけで、使ってくださいとおっしゃっているのだから使いましょう。

市場にマネーを投入してその何倍の経済効果を見越している訳ですから、お国のために協力するつもりでお金をいただくわけです。

調子よいこと言っていますが正にその通りだと思います。

使った後、使った分でないと補助金が下りないので、良い仕組みだと思います。

ただ、この補助金、助成金、何が大変かと言うと・・・

まず、フローをご紹介します。

  1. 受けたい補助金、助成金を選ぶ
  2. 仕様に即して、事業計画書を書く
  3. 申請
  4. 受理(受諾率はそれぞれ違いますが、意外に高いです。5割くらいはざらだと思います。半分以上の確率で受託されるわけです!)
  5. 実行
  6. 報告
  7. 請求
  8. 入金

この中で、何が一番、大変か?多くの人が泣きを見るか?というと、6の「報告」です。

とにかく、実行した証を提出しなければなりません。

普段の契約や売買では使っていないような書類。完了報告書や仕様書、発注書、受注確認書やら「なにそれ?」的な書類を求められます。

ボクの会社でも、普段は、見積書、請求書、領収書くらいですから、補助金事業の場合は、それ以外の書類を発注事業者に求めなければなりません。

だいたい「なにそれ?」って言われますよね。

更に、せっかく作っていただいた「なにそれ?」な書類を添付して報告しても「不備です」とか言われて、再度、先方に作り直しをお願いするという悲しい事態にも陥ってしまう。

「半年前のあれ?もう、忘れちゃったよ」なんて言われながら・・・

けっこうつらいです。

でも、これ、補助金あるあるです。

ボクがお勧めする補助金事業計画は、一社丸投げ発注です。

受注先を一社に限定して、補助事業であることも説明しておく。上記のように書類に不備があった場合は対応していただくことも折り込んでおくことです。

その一社が下請けなどを使うことで、補助金事業をこなしてもらえれば、窓口はひとつなので書類もかなり少なくなります。

たとえば、ウェブサイト、看板、会社案内、広告などの販売促進に関する補助金であれば、それらすべてを実行するとして、それぞれをそれぞれの専門業者に頼むのではあとで書類の多さに泣くことになるかもしれません。

すべて対応できる事業者に一括でお願いすることが補助金事業をスムースにこなすコツだと感じています。

それぞれ個別に発注する方がコストが抑えられても、補助金事業は2/3や1/2が補助されるので、その辺の微々たる価格の違いは度外視で行っても良いのかもしれません。

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