一人株式会社社長の年末調整回顧録

年が明けて毎年やることは、年末調整。

新年早々いきなり過去を振り返るという意味で年内にやっておきたいものだ…

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経営者の年末調整は、みなさんがやる年末調整とはちょっと違う。

どう違うかっていうのは、自分で集計して、税務署や市役所に提出するところまでが年末調整なので、ボリュームが違うのです。

一人でも法人成りしてしまった人はこんな作業もおまけでついてくるのだから法人成りは慎重に。

毎年、どこかで年末調整については書いているのですが、今回も回顧録。

一人社長の年末調整の難易度

難易度は青色申告をしていた人であれば特に難しいものではありません。

レシピは、

  • 生命保険会社の控除証明書
  • 年金、保険の年間合計支払額
  • 自分の給料の合計額
  • 自分の給料から源泉していた源泉徴収

ざっくりこのくらいです。あくまで一人で株式会社をしていた場合です。

更に、奥さん(旦那さん)に給料を払っていた場合はその支払合計額も算出しておいてください。

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年末調整、自力2回目の僕がつまづいたところ。

生命保険が新なのか旧なのか、生命保険か介護保険か年金保険か種類がわからない。

自分で入った保険なのにわからないことがある。FPだけにこまごまといろいろ入っているわけです。(FPなのにわからないことがある。)
そんな時は、生命保険会社の控除証明書をくまなく見れば書いてあります。
どうしても見当たらなければ、生命保険会社に電話で解決。特に新か旧かはいつ入ったか?によるのでわからないことが多い。

社会保険料控除

単純に年内に支払った合計額。役所から送られてくる控除証明書ではタイムラグがある場合があるので、遅れて支払ったものが含まれていないことも…領収書を集めて電卓叩いたほうが正確です。
ちなみに、前年度や全前年度分の年金など未払いのものを遅れてその年に払った場合もここに含まれる。あくまで、その年に支払った合計額だからです!

配偶者控除と配偶者特別控除でごっちゃになる

「どっちもあり」ということはありえません。

要するにふつうは配偶者控除。奥さんが働いていて控除額が減るようであれば特別控除。特別に控除されるという意味ではなく、配偶者控除に当たらないから別で算出して控除額を出してくださいという意味だと思います。

合ってるかな…(詳しくは専門家へ…)

仕上げ

あとはこれらの数値を記入して、書式にのっとり記載していけば、調整額が出て、だいたい個人に対して源泉していたものの中から戻りがあるわけですね。

めんどくさい人は控除もなにもしないでそのまま払ってしまうような気風の良い経営者もいるのかもしれない。いないか・・・

納付書に転記して源泉徴収税を6か月分支払って、役員としての源泉徴収票を役所に提出して完了ですね。生命保険の控除証明書などは自分で保管です。

納付書に転記するときに注意することは、納付書は6か月分なので(源泉を半年ごとに収めている場合です。)、さっきまでやっていた年間の数値を間違って記入しないように注意してくださいね。

今年は今年中にやってやる!

12月には何をどう払ったのか?払うのか?が確定するので、年内にやってしまったほうが新年早々過去を振り返らずに済みますね。

なにせ年末調整は10日までなので、新年早々追われてしまった経営者です。

まぁ、ちょっと遅れてしまいましたが…税務署の職員の方は特に気にせず受け取ってくださいました。m(__)m

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