本日はDTM、DAW環境のお話です。
自宅でもレコーディングができるようにとノートパソコンを購入しました。
オフィスではデスクトップで十分な環境。自宅ではサブ機と言うことで中古の7年もの。
Think Pad L540 を購入。CPUはcore-i5。これで19,800円!良い買い物をした♪と思っていました。
届いたところでHDDをSSDに載せ替え、メモリに4GBを足して8GB。
サブ機だしね、これで良し。
Cubase Proを立ち上げてKORGのmicroKeyを接続していざリアルタイムMIDI録音!!!
え・・・
音が遅れて出てくる
レイテンシーです。尋常ではないレイテンシー。
同じcore-i5でも別のPCではレイテンシーがほとんど出なかったのに、なぜだ・・・
さすがに7年もののPC。銘柄はcore-i5でもスペックが違ったか。
どうすれば良い?
聞くところによるとオーディオインターフェイスを使えばレイテンシーは収まるという。
MIDIをオーディオインターフェイスで入力するなんて今では誰もやっていない。
USB接続が主流で、MIDIアウトのあるMIDIキーボード自体、発売されなくなっている。
でも、そうも言ってられないので、使わなくなったFA-66を倉庫の奥から引っ張り出した。
もちろん、ThinkPad L540にはiLink端子などない。expressカードスロットがあるので渋々IEEE1394のexpress card を購入してFA66を接続してFA66のMIDI INからシンセサイザーM50と接続してリアルタイム録音。
結果。全然変わらない。
それはそうである、USB2.0とIEEE1394のスピードはほとんど変わらないからだ。
やって損した。
ふと気づき、USB3.0のオーディオインタフェースはないのか?とググるとあった!
これが、UAC-2。ZOOMから出ている。低レンテンシーを実現したオーディオインターフェイスだという。
MIDI INがあるではないか!!!
高くはないが、安くもない。これで結局、レイテンシーが改善されなければ、やや痛い。
オーディオインターフェイス自体は2個も3個もある。
だが、もう、ここまで来て引き返すわけにもいかない。
まず、僕のThinkPadにはUSB3.0がついていないので、これもExpressカードで購入。玄人志向だ。
なんだ?この形は!PCカードというモノを久々に購入して規格が変わっていたことに今回はじめて気付きました。
54と34という規格があって54が刺されば34も刺さるという。だが、隙間ができるのでグラグラになる。54が刺さるなら54を買おう。
接続を確認すると無事、読み込んだ。
それを確認してUAC-2を注文。届いたところで早速、接続してもサウンド欄に出てこない。
マニュアル通りドライバーをDLしてインストール。
それでも出てこずいやな予感がしたが、慌てずPCを再起動。不安が募る。
立ち上がると、でてきた!まずは一安心。
恐るべし7年ものの中古ノートパソコン。しかもビジネスタイプ。
完全にクリエイター向けではない。
サウンド再生をUAC-2に設定。Cubaseにもデバイスの中に存在が確認できた。オーディオをUAC-2に設定。
MIDI端子もUAC-2に設定。VSTトラックを追加して、MIDI入力をUAC-2に設定。音源を適当にセレクトしていざ、M50の鍵盤をたたくと・・・
リアルタイムで音が鳴る!!!!!
レイテンシーがほとんどない。いや、全くない!?
すごい。あんなにひどかったレイテンシーが全くなくなった!!!
長かった。けちって中古の激安ノートPCなんかを買ったことを後悔していたけど、途中、PCのキーボードが壊れて、PC買い換えるか?捨てるか?とか思ったけど、今はキーボードさえUSB接続のガラクタに近いPC。UAC-2のおかげで作曲は全然できる!
USB2.0と3.0でケーブルやコネクタの形状が違うことも知らず、だいぶ遠回りもしました。
長くつきあっていくよ。ガラクタPCは2,3年は持たせるけど、UAC-2とは長いつきあいになりそうだ。
レイテンシーの問題はDAWソフト側にもある。
まず、レイテンシーが発生する最大の要因はCPUのスペックの問題。
ただ、同じcore-i5でも全く発生しないものと、尋常じゃないレベルとあるので、新しいものに超したことはないです。
- MIDIキーボードを使う時、USB2.0接続でレイテンシーが発生した場合、どうにもなりません。
- USB3.0のMIDIキーボードは2018年現在、どのメーカーも出していない様子。
- USB3.0でMIDIキーボードを使うには、今回紹介したZOOM UAC-2のMIDI INに接続すること。ただし、最近、MIDI OUTのあるキーボードが少ない。
逆に探すのに苦労したけど、中古だったので安く買えました。
僕が買ったのは、ALESIS Q49 楽天の中古市場で2,980円でした!その他、シンセサイザーを使っても良いですね。だいたいMIDI OUTがあります。 - 今回の環境で、Cubase Pro9 とAbility Pro2.5ではレイテンシーが発生しませんでしたが、Singer Song Writer Lite9.5ではレイテンシーが発生。ソフトによっても違うようです。
僕のようにレイテンシーに悩みたくないという方は、初めからスペックのそこそこ高い、2016年以後のCore-i5以上、更にZoom Uac-2を使うと問題ないと思われます。
あくまで目安ですので責任は取れません!
MIDIキーボードからのリアルタイム録音は作曲には必須の課程です。そろそろUSB3.0のMIDIキーボードがでるとは思います。
それがあれば一発で解決していたかもしれません。
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