一般ユーザーに説明が難しいSSL
僕の仕事の3割位がいまだウェブ屋です。
「いまだ」というのは、抜けだしている最中という意味ですが、新規もそこそこ受け付けているので、本当に抜けだそうとしているのかどうかは別として。
抜けだそうとしている理由は、ウェブが誰にでも作れる時代になりつつあるので、そんな危険な仕事に依存する訳にはいかないというのが理由です。
ましてや僕のクライエントさんは中小企業なので。そりゃ大企業は餅は餅屋主義でしょう。中小企業なんて、担当者に覚えさせたりする文化が根強いわけです。
それでもやっぱり素人さんには理解できない。特にSSL。
見た目の変わらないので、おすすめしたところで、「うーーーん」と唸られてしまうのがSSL。
説明しても「それだけ?」って。サーバーに残っている個人情報って誰が見るの?
「誰が見る…」たしかに、誰が見るんじゃ、サーバー屋さんか?オレはサーバー屋さんを疑っているのか?と自問自答してしまいそうになる(苦笑)
私の説明が悪いのか、「それはいいや」ってなるオチ。
実際、中小企業のクライエントさんがほとんどで、工事関連などのBtoBになれば、いまだ電話文化が90%以上健在なので、なければないに越したことがない。
最低限、メアドを載せておけば良いわけで、僕もSSLのゴリ押しはしません。
ただ、気になるのは、SSLのSEO効果だ。
というわけで、自分のウェブサイトを常時SSLにしてみた。
今更ですが…
フェレットの無料コースで毎日、検索ランキングを見ているのですが、常時SSLにした2日後くらいになんと!
検索順位がトップ10から圏外に…(汗)
なに!!!!と冷や汗たらたらになりました。顧客のサイトでやらないでよかった…となかば安心しつつも、原因を探ると…
フェレットに登録しているURLがhttp://となっていることに気づく。凡ミスである。
これをhttps://で入れなおしてやると、おぉ、すでにGoogleさんは、https://でインデックスしてくれて、ご丁寧にhttp://をインデックスから外していてくれていたことが判明。
だからhttp://のURLが圏外になったというわけだ。
Googleさんの切り替えの速さに感心。が焦った。
まるで、常時SSLをするのを待ち構えていたかのようだ。
そして、検索順位は…
変わらず。
微動だに変わっていない。日々の変動の通りである。
というわけで、SSLをゴリ押しするわけにもいかない2016年7月現在。今後の動向を注視します。
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