芝居で「食べていく」というライフスタイルは可能か?

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芝居で食べていきたいという人はけっこういます。
でも、改めて芝居の世界を見てみると、「食べていく」という意味での「仕事」感覚をもっている人は少ない。
皆、良い意味でアーティストなんだと思う。
少し前、スガシカオさんが、「CD買って!」とつぶやいたのが話題になりました。
多くの人が、今、この時代が変わろうとしているときに何を寝ぼけたことを抜かしとんじゃと思った。
けっこうバッシングが飛び交っていたのを見ました。
スガシカオは、ビジネスマンではなく、アーティスト。
どちらかと言えば、時代に振り回される方の立場で、その環境からでたまさに「つぶやき」にすぎなかったはず。
アーティストにここまで言わせてしまった周りに問題があったんではないか?とさえ思う。
音楽業界はそんな感じで変革が起きてかなり時間も経っているんだけど、演劇業界は、まったくと言って良いほど話題にならない。
「CD買って」ならぬ「小劇場に来て」という言葉が流される昨今。
もう、友人の役者同士で、お互いの芝居に呼び合うだけという交流を続けるだけの状況で、そこから抜け出せずにいる。
この状況はずっと変わっていない。
たとえば、芝居に「仕事」の感覚を持ち込めば、どれが原価で、どれがサービスになるのだろう?
・原価を下げる
・サービスの質を向上させる
・広告宣伝する
・顧客を獲得する。
・売価を上げる
フローを繰り返す。原価は、稽古。稽古期間が長ければその分、経費が過剰に掛かっているのと同等の事態。どうすれば良いだろう?
サービスは、芝居の中身、それだけだろうか?芝居の質を上げることのみに100%掛けているところが多くて、当日、来場するたとえばお年寄りのケアとかはできているだろうか?
自分の友達以外の人を呼び込む戦略があるか?どうすれば、友人以外の人が来たいと思えるのか?
友人以外の人が良かったと思ってくれたとき、その人をつなぎ止めておくためのツールがあるか?リーフレットや、メールマガジンでつなぎ止めておくことも大切。
これら全てができて、快適なサービスを提供できたら、売価を上げることができないか?
もちろん、一番大切なものは、芝居の品質に間違いはないけど、それ以外のことが盲目になっていては元も子もなく、実は演出家と同じくらい、もしくはそれ以上に制作さんの役割はデカイ!
制作は経営者の感覚が必要だと思っています。