脚本家に必要な力を新井先生から教えていただく。

シナリオの課題で「軽井沢」をテーマに書かなくてはならなかったんです。

ただ、距離と時間の問題でなかなかロケハンができなくて。

仕方なし・・・行ったこともないけど書くか!と

そんなモチベーションで良いわけがない。

今回の取材ときたら、図書館とネット検索のみ。

これまたオィオィだ。

とにかく、やっつけでシナリオを書くのだけはいやだと、地図を見て書いた。

これも今の師が、時代劇を書くときは、当時の地図を見て書くとおっしゃっていたのを思い出したからです。

これは意外に世界観を大きく広げてくれた。
それに、実際の地形に沿った話の展開であれば、リアリティも増して説得力もつく。

書き上げてから、事務所に郵送で送りました。

その後、シナリオセンターの新井先生の本を読んでみた。

軽井沢の項

軽井沢に行ったことがないと軽井沢について書けないというのは、殺人をしなければ殺人犯を描けないというのと同じ事。

と書かれていたんです。

これは意外だった。

古い本だし、とにかく時間と金を惜しまず、やれることをやり尽くせ!つまりは、軽井沢のお題が出たら、時間だお金だ言わずにとにかくロケハンに行け!的なことが書かれているのだろうと先入観を持ってた。

違った。

でも、なんだか、ライターとしての感覚が一歩前に出たような感覚。

取材もロケハンも大事だけど、最も大事なものは、想像力なんだと改めて実感したのでした。

自分としては、今回もとてもよい作品が書き上げることができたと思っています。

今まで、一度も、納得のいかない作品を上げたことはありません。

というのも、納得がいかなければ丸めてポイだからです。

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