なぜか韓国、日本びいきな街:カジュラホー・インド


ジェンシーからカジュラホー行きのバスに乗っていたら手前のバスステーションから客取り合戦が車内で始まってしまった。

とりあえず、適当なゲストハウス名をあげて「ここに決めてあるから・・・」と言ってかわしていたら偶然そのゲストハウスの関係者が居合わせて泊まる羽目に・・・後でわかったことですが、このゲストハウスの居心地の良さは今回ナンバー1だった。その名はSHANTIオススメです。

そうは言ってもバスが到着するとそこには外人様待ってました!と言わんばかりのゲストハウスのスタッフの人だかり、降りると同時に客取り合戦再スタート。

四方八方から囲まれて動けない・・・

そのまま胴上げされてしまうのかと思ったくらいだ。

聞くと日本語もちらほら聞こえる。「ワタシノホテルハ、ユカカラ、ダイリセキガ、デテキマス」 と言うのはマーブルパレス。こいつの日本語はとにかく笑えた。

客取り合戦をしながらにぎやかにゲストハウスに着くと隣には韓国料理と日本食のレストラン。シヴァジャンタ。

日本語のメニューを書いてあげるくらいに仲良くなったのは三日三晩通ったせい。

カレー地獄から抜け出せたひと時のカジュラホー。

イタリアンもあるし、日本語の貸し本屋もある。

ほんとにここはインドなの?というひと時の安らぎ。

他のどこでもインド人に話しかけられれば、何を売りたい?どこに連れて行きたい?何をたくらんでいる?と構えていたけどやっと出会える普通の人たち。

もちろんショップスタッフはいささか強引だけれども他に比べれば快適な街。

遺跡はたくさんのセックスの体位を表したレリーフ。その他、動物と人間の交尾のレリーフなど目を引くものが多いけど特にエロスを感じない。

旧市街はカースト制の残る町並みでとりわけ危険な場所はないように見える。

坂を上れば1階級上のカーストの人が住んでいる地域。

位の高い人は土地も高地に住むらしい。

ゲストハウスの隣のインターネットショップはちょっと今は使えないみたい、明日までに直しておくよと行く度に言われてあまり稼ぐ気はないらしい。

みんながみんなのんびりしている。

観光客に頼るしかない未来のない街とあるインド人が本音を漏らしていたっけ。

それでもまだ、タージマハール頼みのアーグラーに比べれば外国料理は取り入れているし商売は上手なほうだと思う。

気がつけばインド名物1日数回の停電もカジュラホーは1日1回くらいだったような気がする。

インドはもう無理・・・という人でもカジュラホーなら快適なはず。

なによりもカレーに疲れたらカジュラホへGO!

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