デリーでの旅行体験:初めてのインドに感じるストレスと魅力
インド、特にデリーを訪れた初めての旅行者にとって、街の雰囲気に圧倒されることは避けられないかもしれません。リキシャの運転手や物売りからの執拗な声かけに、観光客は「放っておいてほしい!」と叫びたくなるものです。リキシャに乗れ、シルクを買え、果ては薬の売り込みまで、落ち着いて街を歩く余裕もないことが多々あります。
デリーのしつこさはインド全体の特徴?
インドではどこに行っても多少のしつこさを感じることがありますが、デリーはその度合いが特に高いように感じました。買い物をするつもりがなくても、一度お店に入れば簡単には出られないかもしれません。しつこく商品を勧められ、結局何かを買わざるを得ない雰囲気になることもあります。
インド人とのやり取りに、時に「しつこい」と感じる日本人も多いかもしれません。実際、私はデリーでその度合いが特に強いことを感じました。
デリー初日は送迎つきゲストハウスが無難
デリーに到着したら、初日は送迎つきのゲストハウスに泊まるのがおすすめです。朝、ゲストハウスで出会った中国から来た旅行者も、深夜に到着した後、空港で朝まで待機していたと言っていました。彼の話を聞いて、デリーの洗礼を受けたことがわかります。どうやら、無事にホテルに直行できることは稀で、多くの旅行者が、途中でホテルではなく誰かの事務所や他の場所に連れて行かれるのが常のようです。
インドに対する免疫がない日本人旅行者には、まずコルカタからの入国をおすすめしたいところです(笑)。
それでも3日目からは楽しさが倍増?
そんなデリーも、不思議と3日も過ぎると楽しくなってきます。どこか大阪の「なんでやねん!」と言いたくなるような、理屈に合わないところが面白く感じられてくるのです。街中で見かける牛たちは、神聖な存在として扱われているのですが、時折「むしろ食べてあげた方が楽なんじゃないか?」と感じることもあります。道端に佇む牛の目が、まるで「どうしたらいいんだ?」と訴えているように見えることさえありました。
リキシャ体験も一筋縄ではいかない
リキシャに乗ってラール・キラーに向かう途中、運転手と他の通行人が突然ケンカを始めました。そんな場面に遭遇すると、観光客としては「この状況、どうしたらいいの?」と思わず途方に暮れてしまいます。ただただケンカが終わるのを待つしかないのです。
デリー旅行は忍耐が必要
インド旅行を計画している方は、最初の数日間はストレスを感じるかもしれませんが、焦らず、ゲストハウスで耐えることが大切です。旅行会社に駆け込むのは最後の手段にしておくのが賢明です。旅行会社に入ると、数百ドル単位の高額なツアーが待っており、契約しなければプレッシャーがかかることもあります。
ある日本人に優しいインド人の友人は、「旅行会社に行くときは武器を持っていけ!」と言っていました。もちろん冗談ですが、彼の言葉が示すように、警戒心は持っておいた方が良いかもしれません。
デリーは嫌われても興味深い街
リキシャの運転手に「フリーマップいる?」と聞かれても、要らないと言うべきです。そこから旅行会社に誘導されるのが定番の流れだからです。警戒しすぎて嫌われることがあっても、デリーはその警戒心を持ってこそ楽しめる、不思議で魅力的な街なのです。
デリーの旅行は、最初の数日間は大変かもしれませんが、徐々にそのカオスと独特な雰囲気を楽しめるようになります。初めて訪れる際は、心構えと少しの忍耐が必要ですが、それを乗り越えると、デリーの魅力に引き込まれていくことでしょう。
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