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生き方パーソナルマガジン

厚木市 市民ミュージカル2009 大山の天狗さま

昨日、大山の天狗さま 観てきました。

昨日、行ってパンフレットを見ると、僕がミュージカルで教えた教え子が6人。
全体でも出演者が30人くらい?

え?なんでこんなに少ないんだろう?
2008は出演希望者殺到で、何であいつが・・・って子までふるい落とされていたけど、見たところ、今年はおそらく応募者が少なかったのでは?といった感じ。

テーマ、原作が地元の民話ですね。

脚本家の立場から、感想です。

原作に忠実になろうとしすぎた?

1幕2幕とありましたが、1幕は、雨が降らないことだけを伝えて、話は全て2幕に凝縮しすぎ。
めそめそ泣くシーンが多すぎて、盛り上がりにかけたかな。
雨が降らないことだって、絶望と願いをおりまぜて、盛り上げることはできたのに、めそめそと・・・そんなシーンばかりで、ちょっと残念。

ミュージカルと言ってはいるんだけど、全部で歌が4,5曲?
作曲家がいなかった?予算がなかったのかな・・・

1幕にしたら2曲くらいですか・・・少ない!

ダンスもほぼなく、歌は主役のソロがほとんどで、歌ってないキャストもたくさんいる。
ミュージカルに出演してアンサンブルで1曲しか歌えないって・・・

これじゃ、キャストの特に市民ミュージカルの場合、モチベーションを下げたのでは?と不安になりました。
全体芝居、オールキャストのダンスをどんどん取り入れるべきだと思いました。

みんなでやるんだ。誰が主役かなんて関係ない。あなたはあなたの役を主役だと思って演じなさい!
とも言えないくらいに「通行人」が多くて、ちょっと、かわいそうだった。

それと・・・

ナレーションは、正直、舞台には必要ないと思います。
しかも二人。

舞台はお客様が好きな場所に視点をクローズアップできます。
テレビとは違う。
それぞれが行間を読みながら、自分の眼で観れば良いのです。
ナレーションってオイ、いらんだろ・・・と僕は思いました。

でも、あえて、ナレーターを二人並べるなら、むしろ、上(かみ)と下(しも)でわけないと、一人分のナレーションを二人で分けた構図にしか見えなかった。

どうしても、ナレーションでことの経緯を説明したい場合は、どうにか劇中に盛り込むべきだと思います。
語り部の役をつくるとか・・・

事件は「天狗さまが主人公の命と引き替えに雨を降らせる」という行為。

命がキーワードなのに、魂と言ったり、命と言ったり、キーワードは明確にすべき。

劇中劇について、「これで、天狗さまを満足させなければ、命がなくなる」そういう緊迫感をもたせなければ、劇中劇がただのCMになる。
前置きも、意気込みもなくいきなり始まって、主人公が劇中劇の中で何に扮しているのかさえ、最後までわからなかった。
面をとって、あれが主人公だったのかって。
せっかく手に汗握るシーンが作れたはずなのに・・・残念。

おそらく、観客の対象として、小学校低学年までの視点をはずして作られてると思います。
それはそれでありなのですが、子供が観ておもしろい舞台は大人が観てもおもしろいはず。
池袋や銀座の劇場ならともかく、あえて、市民ミュージカルで大人をターゲットにしなくてもいいのに・・・と思いました。

演技の質はそれなりに高かったと思います。
熱のこもった演技指導があったことと思います。
なにぶん、一般市民なので、演出よりも演技指導にウェイトが置かれるのは仕方のないことですよね。
だからといって、演出がしっかり細部まで行き届いてなかったと感じました。

あと照明、音響の部分で、経費を節約している感は見て取れてしまった。
入札式だったのかな・・・
企画やイベントの出発点すら、こういうところに出てしまうんですよね。

大劇場とはいえ、ワンステージで市の広報、市の支出があってチケットも500円なのに、空席が目立ってました。
せっかく、子供たちが一生懸命取り組んでいるのに、周りの大人たちが中途半端なことをやっていたのではないか?と疑ってしまう。
人口40万人くらい?厚木市芸術祭とうたって1000人のキャパが埋められないのは、ちょっと残念。

やっぱり市の予算でやるのと、民間が自ら苦労してだしあった予算でやるとのでは、緊迫感が違うのかもしれないな。

辛口でごめんなさい。
でも、あの子たちならもっともっとやれたはず。
全てにおいて出し切れてないと思いました。

それでも、昨日、いっしょに行った隙間産業の酒井君。
ミュージカルを初めて観た彼は、えらい感動して、やりましょう!ミュージカル!やっちゃいましょう!

と、盛り上がってました。
この人のこの勢いがあれば、また、一から立ち上げることも可能かも・・・なんて思いました。

いやぁしかし、人手と、経験者と、出資者が・・・必要です。

でもやっぱり、僕が本を書かなければならぬ、僕が楽曲を作らなければならぬ・・・とあえて思いました。

ミュージカルを作ってきた一人としての意見です。
本番では見えなかったいろいろな苦労もあったと思います。
いろいろ書きましたが、全体を通して、お客様を満足させることは達成できていたと思います。
今回のスタッフ、出演者の皆様にはさらなる発展を期待しています!

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